東北南部、関東一円の放射線率分布

東北南部、関東の放射線率の大域分布がどこにもみあたらないので、等高線プロットした。 使ったデータは、文科省発表のものを機械可読化したデータを使用した。 そのままではきわめて読み込みにくいPDFのテーブルから、可読な形に変換しているのは三重大学の…

ウィキリークスのアサンジはアナーキストである、国家を弱体化させ、人々を混乱に突き落とす危険な人物である、しかしながらアナーキズムには中心はなく、アサンジがいなくなったところで、こうした国家を弱体化させる動きはなくなることはないだろう、警戒…

長年、年賀状無用派だった私であるが昨年からカードを大々的に送ることにした。今年も返事がいろいろくるので楽しい。Eメールとちがってあまりコンタクトをとっていない人でもだせる、という感じなので、やはり違うものだなあ、と思う。アメリカ人みたいに、…

築地の場外の刃物屋で牡蠣剥きの器具を買った。ヨーロッパと比べると、刃渡りが長く細身。日本の牡蠣のほうが一般にサイズが大きめだからこのようなことになるのかな、と思う。店の人に、牡蠣剥き器のことをきいたら、プロ用のものもあるというので、見せて…

2年足らずの間につぎつぎと亡くなった義理の祖父、義理の母、自分の妻が残したものを、日本に来るたびに少しづつ片付けている。義理の祖父は中国史の学者、義理の母は栄養学の研究者、自分の妻は建築設計者であったが、いずれも本や書類を集積するのが仕事の…

母校の学部4年生向けセミナーで講義。1年半ほどかかわった共同研究の話をした。実に激しい競争が起きている分野だったので、それを目の当たりにしてなおかつ巻き込まれた経験は私にとって面白くはあったが辟易する場面もかなりあったりした。なにしろ、プロ…

食事記録3日 きのこの味噌汁。実家提供の鰤味噌漬け。めかぶ、もずく。ファミリーマートの”しゅうまい弁当”。長野にある恩師別邸にておせち料理。鰤大根を山ほどいただく。いつぞや鰤大根ほどすばらしい食べ物はめったにない、と演説したのを旦那先生が覚え…

大雪に北陸難行かとおもいきや、一番寒い地域でも走行時の気温が1度Cだった。ドイツの気象条件に比べると実に穏やか。本格的に道が凍っていたのは、経由した長野の標高1000メートルのあたりだけ。それでも北陸道では派手にクラッシュした直後の車の横を一度…

無珍先生から逃亡してファミレス(しかもジョナサン)でしばし仕事。明日から新潟行なのでちょっと焦る。自宅が仕事場の人って2歳児の子供、どうしているんだろうなあ。私の場合は別の部屋に隠れてもその扉の前で無珍先生がさびしげに座り込んでずっと泣き続…

あけましておめでとうございます。今年もよろしく。「萎縮する日本」とかいうけど(やはり日本にくるとこのようなスローガンが実に目立つ)、萎縮させているものはなんなのかな、と思う。自分でルール作って自分で縛っていっているのだから、「日本の萎縮」…

本日オープン飲み会@新宿

突然ですが、今夜6時30分から、新宿にて恒例の年末オープン飲み会を開催します。今回は私が言いだしっぺで『id:rnaを囲む会』をやろうとのことでしたが、場所の予約等、rna氏におんぶにだっこという形になってしまいました。柔軟ながら古武士のごとき論客に…

今頃は日本にいる予定だった。無珍先生が先週からひどい咳をともなう病気になって、何度か医者に診てもらったのだが、飛ぶ予定の8時間前に念のため診察してもらったところ、長時間のフライトにはリスクがある、とフライトの変更をすすめられた。ヘモグロビ…

無珍先生概況

無珍先生が言葉をいくつか喋るようになってきた。お得意の言葉は"Nein!"である。うんこはカカ。トイレに連れて行け、というときはシーシ、と絶叫するが、トイレのことをシーシ、と定義しているらしい。私のことは"ニニ"といったり"パパ"といったりする。"パ…

10月の頭にはオーストリアのインスブリュック大学の山の家(Obergurgle)、標高2000メートルにいった。日本でいえば、合宿所、とかかな。院生などを教えた。ほとんどが地元の院生だが、ドイツからもちらほら。アメリカのバークレイからもひとりきてい…

サンポ

保育園からつれてかえって車を置いたあと、無珍先生は延々と道草をしたがる。荷物が大変なのでこのところは家に荷物をおいてから、日暮れちかくまで川べりを長い散歩。距離ではなく時間がながい。小石を集めたり、犬を追っかけたり、通行人にごみをプレゼン…

バリのおもちゃの話を書くのを忘れていた。写真まで撮っていたのに。バリ・ウブドの市場でうろうろしていたら、通路に店をひろげたおもちゃ屋が輪ゴムでガタガタと動くワニのおもちゃを、ほれほれ、とばかりに無珍先生にこれ見よがしに見せつけた。明白なる…

バリ

シンガポールからしばしの休暇でバリに行った。いろいろ楽しい旅行だったが、印象に残った一人の男について書く。旅行先で観光ツアーに行くというのはいままでしたことがなかった。観光地にそもそも興味がない。飲んだり食ったりするほうが重要なのである。…

ホメオパシー、アロパシーなどなど

生後6ヶ月の子供が病気で死ぬまで「好転反応」とかいいながら親が座視している。日本のホメオパシー協会の問題はオウムや在特会によくにている。あるいは死ぬまで「総括」な連合赤軍。毒を抜く、すなわち総括、すなわち排除だ。人間には宗教が必要なのかも…

ツイッター、アカウント自体はずいぶんまえから持っていたのだが、このところはじめてみた。でもどーも短い。

シンガポール

7月中旬、二年ぶりにシンガポール。AStar(大学院)の私が関係する集中講義が二年ごとに開講されるので、そのたびにこれからも呼ばれる、ということらしい。前回と比べて思ったのは、学生がとてもアクティブに質問するようになっていたこと。しかもその内容が…

Google Apps Scripting

Googleが提供するサービスは実に便利で、最近はスクリプトまで書ける。しかもサーバーサイドで実行。眺めてみたら簡単なので、ちょうど整理したくなっていたGoogle Spredsheetに入っているメールアドレスのリストを自動的にグループ分けしながらグーグルコン…

もう半月たってしまったのか。 このところの週末は毎回人が来ていて、すっかり歩けるようになった無珍先生と散歩。今月は公私ともども来客が妙に多い。 無珍先生、朝の出勤の際に「靴出してきて」というと自分で靴箱をあけて自分の靴をとってくるようになっ…

public staticなフィールド

このところ数年ぶりにコーディングに耽溺。箱庭療法みたいな安らぎ。 グローバル変数的な変数を使ってはいけません、ってオブジェクト指向作法がある。私もなるべく使わないようにはしている。コーディングはもはや社会的行為であるからして、どこで設定・変…

日本の『科学技術基本政策策定の基本方針(案) (パブリックコメント募集文書)』

上記パブリックコメント募集中なる日本発の回覧が回ってきたので、募集文書本文を眺めてみた。すごく複雑。ここにはかかれていない暗黙の了解コンテクストがあるのだろう。なによりも未だに国家総動員体制でしか政策立てられないのだなあ、という政策立案者…

無珍先生、犬を見て「ワワ」というようになった。きわめてマジメにこつこつとバルコニーから物を下に投げ捨てるので実に困る。

ある日、あなたが、長時間労働できなくなったら。〜「迷走する両立支援」を読みました〜 - kobeniの日記 http://d.hatena.ne.jp/kobeni_08/20100423/1272031425片親で乳児を育てることになった私は、日本だったら研究職はあきらめなければなかっただろうな、…

万葉集第五巻904番

リービ英雄の『英語でよむ万葉集』を読んでいて、心にじんじん響く憶良の長歌が。自分の子供が死んでゆく過程を描写し、その死に転げまわるほど悲しみながら「吾が子飛ばしつ」と憶良は詠む。これをリービ秀雄はI have let the child flyと訳している。見事…

3月下旬、日本に。一周忌を執り行う。森閑としたお堂の中で、若い禅僧たちが低音で朗々と経を斉唱し、ぐるぐると回りながら法要を行うのを眺めていて、楽しみの少なかった昔の人にとって、強烈な体験だったのだろうな、と思う。キリスト教会が一種のエンター…

一時期暖かくなったが、今日もまた0度を境にプラマイ2度ぐらいで推移。いつ切り抜いたのか忘れてしまったが、ミュンヘンから持ってきた紙たばに雑誌のページがはさまっていて The value of life can be measured by how many times your soul has been dee…

近況

気温10度。まだ油断できないが一番寒い時期は抜けたような。無珍先生が伝い歩きを盛んにしはじめて、次から次へと物をひっくり返し、棚に手を伸ばし引きづりおとし、ヨタヨタと足をよろけさせて転んでは、自分で床に落としたものに顔をぶつけて、ウワーン、…