2007-08-01から1ヶ月間の記事一覧
コースに来ているマルセイユの工学部の院生と、マックスプランクのディレクターと飲みにいった。院生の専門はテレコミュニケーションだ、というのでなんでまた生物のワークショップに、という話になった。顕微鏡の開発をしている、とのことで、Structured Il…
walkinglintさんとかが指摘しているようだけど、文化資本の再生産について。 主に教育と社会階級について分析。単に裕福な家庭の子が進学で有利というだけでなく、文化資本(上品で正統とされる文化や教養や習慣等)の保有率が高い学生ほど高学歴であることを…
コースがまだ続いているのでごたごたと落ち着かない。参加すべきセミナーも続出。昨年からマックスプランクのディレクターになった元うちの研究所の人の講義があった。セントラルドグマは間違っている、という宣言で始まり、かなり期待。結論がどうもそうで…
"nerd"という単語の和訳には少々困る。ハイテクオタクとかいってしまうとナードというネトッとした語感が失われてしまう。グーグルで定義を調べてなんかわらってしまった。ナードな人達が熱い少々屈折した思いを込めて書いたとしか思えない定義がいろいろ。…
コースが始まってヨーロッパの各地から院生。なんか優秀な人が多く、質疑応答がかなり深いところまでいっていた。コースのあとはドレスデン、そのあともしかしたらイタリア・ベローナ(友人の結婚式なのだが、ギチギチの前後で悲しむべきかな、いけないかも…
ヘルシンキのMeccaなる内装の凝ったレストランで飯を食った。昨年度のフィンランドレストランランキング16位に入っている、という。確かに鮭の刺身にカブのマリネとゴマを合わせたり、となかなか凝ったものも出てくるのだが、ワインもそんなによくないしい…
この二日は一週間でたまった仕事だの人だのがどっと押し寄せて少々グロッキー。ロンドンからは矢の催促。人がこちらの都合にかまわずおしかけてくるので、参る。ついに、忙しくてディスカッションしてられない、とやてきた一人の院生にいったら、でもボスが…
フィンランドの文化ナショナルヒーローといえば、作曲家のシベリウスに建築家のアールト。 トゥルクにはシベリウス博物館というシベリウスの業績・写真・関連報道などを集積した博物館がある。行く予定はなかったのだが、私とアメリカ人を呼んでくれた教授が…
目下このあたりで、学生院生を指導中。フィンランド人は恥ずかしがり屋で無表情なのにすごい親切なのが妙に日本人みたい。おなじく講師としてシンガポールから呼ばれた離米12年のアメリカ人と、呼ばれたのは二人だけなので一緒に夕飯、飲み。アメリカ人の人…
ffmpegを使って、リアルオーディオ.raを.mp3に変換してみた。サンプリング周波数、ビットレートをあらかじめアウトプットファイルなしのコマンドで調べる。ffmpeg -i ***.ra私のファイルの場合、44100Hz、32kbit/sであることが出力から判明。サンプリング周…
北アイルランド出身のポスドクと場末飲み屋街の路上でビールを飲んでいたら、喧嘩があってあっというまに10人ほど警察が飛んできた。「ピストルだけかあ。アイルランドだったら防弾チョッキにサブマシンガンだぜ」といっていた。 ポーランドから来客。やたら…
ビル・ムレイが東京に行ってコミュニケーションギャップにぼう然とした、というのが映画『ロスト・イン・トランスレーション』である。「日本人をバカにしている」というような議論があったときに私は、別に日本人をバカにしているとは思わないけれど、日本…
svnseedsの「タイムリーにも」のブックマークコメントに少々間違いを書き、gohshiさんに指摘していただいた。罪滅ぼしに以下、わたしが思い出していた本の一部を抜粋、写経する。 以下「天皇と東大」上巻第35章、「日本中を右傾化させた五・一五事件と神兵隊…
アジア方面の科学が世界の中で強くなりはじめてますね、というネイチャーの記事。 An Asian research community worthy of the name would be a formidable entity. And Asia-Pacific researchers have steadily increased their share of the scientific pa…
グーグルで調べると反日 2,430,000 Japanese pages 親日 789,000 Japanese pages わはは。日本ってよっぽど嫌われているのだね。むろん、反日という存在がないと自分のことを日本人であると確認できない感受性の、不安に満ちた方々が世の中にたくさんいるの…