2005-10-01から1ヶ月間の記事一覧

引越しにおける隠蔽工作

log

ドイツの引越しは大行事である。なぜかといえば、身の回りのもの、家具を移動させるにのみならず、台所を解体し、壁を全て塗りなおさねばならないからである。がらんどうの状態で家主に引き渡さねばならぬ、という賃貸契約がほとんどの場合であり、かくして…

”劇場型性格”とブログの関西性

カノセさんのところの”劇場型性格”の短い解説を読んですぐさま思い出したのが、関西人についてである。ここでいう劇場型性格はブログ・ウェブ日記執筆者における「公開することを勘案・想定した、日常における些細な選択基準」とでもいえばいいのか。 例えば…

はてなブックマークの意味が今日ようやくわかった。トラックバックほど応答の強度が高くなく、でも応答している、読んでますというシグナルは出せる、ということなのだな、と納得。トラックバック・マイルド。絶妙なアイデアだなあ。

長所だけど短所

「賢い踏切」実験へ 国交省、開かずの踏切で緊急対策 この”賢さ”の説明を読んで -即ち、列車の速度に対応して踏み切りの遮断時間を調整する- 日本ってこんなところにこだわるんだなあ、と感心する一方で、悪いところでもあるよなー、とも思う。要するに本質…

ジャームッシュ氏と契約を交わした。関係ない話題で二時間も喋りこんでしまった。件の彼女は大工さんなのだそうである。昨年ヨーロッパフトンのことを書いたのだが、そのログに登場する店員(実はたった一人の社長なのであるということが後日うちまでフトン…

「やっと、ニューオーリンズの団地が片付いてくれたよ。我々ができなかったことを、神が代わりにやってくださったのさ」。

追記以下の論評は上記の記事と同様の内容であるが、2001年以降骨抜きになったFEMAの実態なども詳しく書かれている。興味のある方はぜひご参照を。”カトリーナ被災地に群らがる禿鷹ども” マイク・デイヴィス(Mike Davis) ル・モンド・ディプロマティーク日…

少々古い記事。ナオミ・クライン。

This is turning into the ethnic cleansing of New Orleans Saturday September 24, 2005 (The Nation / The Guradian)ハリケーン・カタリーナで壊滅に近い状態になったニュー・オーリンズ。そもそもの人口の67パーセントを占める”エスニック・マイノリティ…

マックのエミュレータ / マック生気論

何年前のことだか忘れたが、我が愛用の計算ソフトIgorProがまだマックOSのみで動いていた時代、ウィンドウズでなんとかIgorProを使えないものかとマックOSのエミュレータを探したことがあった。当時は"Executor"なるソフトが全盛で、どこのウェブサイトも推…

イタリアフランス人家で、サルディーニャのソーセージでパスタ。Fusili (写真参照) のパスタを使っていたのだが、ソーセージ(ピリッと辛い)、トマト、玉葱を煮込んだトロトロのソースがFusiliの間隙にうまく保持されてなるほど、これはとても正しいパスタ…

優柔不断なる建築家

log

新聞にアパート探していますという広告を出した。すぐに電話がかかってきたのだが、一本目がなかなかおもしろい条件だったので、見に行った。呼び鈴をおして出てきたのはジム・ジャームッシュに似ている男で私と同じぐらいの年齢、建築家なのだという。 場所…

旧データの復活苦労話

1996年に当時所持していたパワーブック(190だと思う。マックOSは7日本語版だったと記憶)で作ったクラリスワークスのスプレッドシートファイルがあって、これに古いデータの記録がかなりの量入っている。久しぶりに見る必要がでてきて、あれどこ…

昔のデータの記録が開けられなくて四苦八苦。コンピューターユニットに行って「クラリスワークスがまだはいっている古いマックある?」ってきいたら、なにそれ、との答え。「クラリスワークスしらないの?アップルワークスの前世代ソフトなんだけど」となに…

”日米同盟”

”日米同盟”なぞという同盟いつきまったのだ、誰が決めたんだ、と昨年さんざんくさしたのだが、関連。Till the cows come home By Mindy Kotler (director, Japan Information Access Project, Washington, DC. ) Thus far, Japan has been another "trust me…

ルッコラのサラダ、バルサミコドレッシングに軽くソテーしたヤギのチーズの塊を載せて食べると至福である。かつてヤギチーズは特にうまいと思わなかったのだが、慣れるとはまる。

もしやはてなの人でしょうか。

緑藻を細胞内共生するプロチスタ、命名”ハテナ”。究極のエコロジスト。サイエンスの速報ペーパー。

あと30分で研究所は24時間停電になる。仕事ができなーい、と喜んでいる人多数。

バイオベンチャー

ライブドアが出資したエフェクター細胞研究所の現状について。 ECIは、おそらく日本で初めての国立大学発のバイオベンチャーだが、上場は後発のバイオベンチャーに先を越されてしまった。市場からはなかなかECI の技術インパクトを理解してもらえないのがネ…

生物学的規定

というわけで、女性側の話だか。以前id:uneyamaさんが引用した話でガーディアンの記事。A fertile gesture Melanie Davies and Susan Bewley caused uproar with their British Medical Journal editorial demonising late motherhood. We sent our reporter…

なんの文脈だったか、酔っ払って話しているときに、おまえどうにかしてそろそろ子供作らんと、タイミング外して子無しで生涯送ることになるぞ、と私に向かってノルマンディフランス人が言い、それにバンリューフランス人が、うんうん、と同意して私を眺めて…

最悪の状況

極道の要諦は「最悪の状況を常に想定すること」だそうであるが、オフィシャル極道のペンタゴンも、地球温暖化に関して最悪の状況を想定したシナリオをすでにしたためているのだそうで、これがなかなかのすごい未来像。 影響力の大きなペンタゴン顧問アンドリ…

人事課に呼ばれて、「ベース」はどこですか、と聴かれた。ベース?とオウム返しにきいたら、「いずれあなたが戻る場所(都市ないしは街)」だという。困ったなあ、帰れるかどうかわからんし、と腕組みしていたらでっかく”?”を付けていた。でもいまどき「戻…

”学生の本分”

富士日記2、7:42 oct.8 2005付より抜粋。 一文の「演劇ワークショップ」の後期はグループワークがテーマだが、五つにわけたひとつのグループに、正式な履修者が一人しかいなくて、ほかは皆、モグリの学生だとあとになってわかった。しかも、そのモグリの学…

ひさしぶりの引きこもり週末。

ナノサイン

log

9年来の友人であるベルリン出身ドイツ人が、バーゼルの研究所へと移っていった。あまり遠くではないし、仕事でのつながりは続行、個人的にもシュヴァルツヴァルト(黒い森)にある家にしばしば遊びに行くだろうからあまり感傷的にはならならなかったのだが、…

今いる研究所に正式採用が決定した。呼び出されて人事部の公式説明をありがたく受けたわけなのであるが、新しく出来たセクションの初めての採用なのでボスがだれだかわかんないという、なんともはや。

Talvin Singh

すごいDJだと理論物理のパリフランス人がいうので、デュッセルドルフに行くのを止めてTalvin SinghのDJを見に行った。観客は100人弱。インド人多数(見た目。民族衣装の人もいた)。前座のインド系らしき若者のブッダ・バー@パリ的なミックスが24時まで続き…

10月!2005年いったい私はなにをしていたのだ。 研究所の正職員になることになりそう。だとしたらまたあと5年か。