raのmp3への変換
ffmpegを使って、リアルオーディオ.raを.mp3に変換してみた。サンプリング周波数、ビットレートをあらかじめアウトプットファイルなしのコマンドで調べる。
ffmpeg -i ***.ra
私のファイルの場合、44100Hz、32kbit/sであることが出力から判明。サンプリング周波数はデフォルトと同じなので設定する必要はなく、ビットレートだけ設定。
ffmpeg -i ***.ra -ab 32k -acodec mp3 ***.mp3
これで、29.4Mbのraファイルは、28.6Mbのmp3に。ところが音質がきいていられぬほど悪い。別のコマンドを試す。
ffmpeg -i ***.ra -qscale 1 -acodec mp3 ***.mp3
出力の質を自動設定するqscaleを最高の1にすることで、ビットレートは可変になる(最低の31まで設定できる)。変換中の出力を眺めていたら、ビットレートをちょうど二倍にしている。音質はほぼオリジナルと遜色なし。しかしながら、mp3ファイルのサイズはほぼ二倍の57.2Mbになった。疑問。なぜちょうど二倍なのだ。ステレオ音源の扱い方が違うのかな。
コーデックの音質の比較などはこちらに記事がある。
→ オーディオファイル対決 RealAudio, SoundVQ, MP3, MPEG2 AAC(後編) 各オーディオファイル形式の圧縮速度・圧縮率・音質を徹底比較する