DMD

コースに来ているマルセイユの工学部の院生と、マックスプランクのディレクターと飲みにいった。院生の専門はテレコミュニケーションだ、というのでなんでまた生物のワークショップに、という話になった。顕微鏡の開発をしている、とのことで、Structured Illumination (構成照射、とでも訳すのかな)と、DMDを組み合わせているとか。Structured Illumination は生物で使う光学系ではよくでてくる話なので知っていたけれど、DMD(デジタルミラーデバイス)って技術はしらなかった。説明してもらって驚いた。ピクセルごとに割り当てられる数10ミクロンのミラーの角度を制御して、その振れの周波数で階調をだすのだ、とのこと。さらに回転フィルターと組み合わせて色を出す。おそるべしハイテク。なお今のデジタル画像のプロジェクターにはもっぱらこの技術が使われているので、院生君は900ユーロぐらいで買って分解してDMDを取り出して流用しているのだそうである。私はといえば「液晶プロジェクター」という単語で機械の名前を覚えていたのですっかりLCDと思いこんでいた。