日本から本を買う

しばしドイツから注文して日本の本を買う場面がありそうなので(最近30キロのスーツケースとかで帰ってくるのがいやになってきた)、どこに注文すればいちばん安くのかチェックしてみた。こうした調査はすこしふるいものとして、海外発送コムのこのあたりの表があるのだが、リンク切れだったりするので、どうも情報が古い。ブックオフなぞは海外発送をとりやめている。
価格を比較する上でややこしいのは、送料の計算である。重さ・冊数・価格に対する比率という三通りなのである。したがって「軽くて高い本」を買う場合と「重くて安い本」を買う場合では選ぶ会社がちがってきたりする。私としては数冊の新書とか、数冊の1000円ぐらいから5000円ぐらいの単行本数冊かな、と思うので、そのあたりを調べた。高価な単行本の場合、重量で送料がきまる会社の方がよいことはまず明白である。

送付手段の分類

  • EMS(一週間程度)
  • SAL(二週間程度)

送料の計算方法

  • アマゾン 発送手数料 + 一冊あたり手数料
  • ネット本屋 一冊あたり手数料
  • 海外書店 比率がけ。SAL及び航空便。
  • 海外支援センター 比率がけ+一冊あたり手数料
  • そのほかは送付手段に報じた重量にほぼ比例

冊数による送料の推定

新書 (0.25kg/冊とする)

冊数 EMS.... Amazon. DHL.... OCS.... SAL.... NH-SAL NH-EMS
1 1500 3700 1350 1500 380 580 1680
2 1800 4000 2600 1500 580 1160 3360
3 2400 4300 2600 2700 880 1740 5040
4 2800 4600 2600 2700 1080 2320  
5 3250 4900 3900 3600 1380 2900    
6 3700 5200 3900 3600 1580 3480    
7 4150 5500 5200 4500 1880 4060    
8 4600 5800 5200 4500 2080 4640    

単行本 (0.6kg/冊とする)

冊数 EMS.... Amazon. DHL.... OCS.... SAL.... NH-SAL NH-EMS
1 2000 3700 2600 2700 680 580 1680
2 3700 4000 3900 3600 1280 1160 3360
3 4150 4300 5200 4500 1880 1740 5040
4 4600 4600 6500 5300 2480 2320 6720
5 6200 4900 7800 6100 3080 2900
6 7800 5200 10400 7700 3680 3480
7 8600 5500 11700 8500 4280 4060
8 9400 5800 13000 9300 4880 4640

 注 NHはネット本屋の計算法でのEMS, SAL便それぞれ。

海外書店
http://www10.plala.or.jp/horibeya/
新書(800円 一冊 → 航空便で送料 1000円) 
新書(800円 一冊 → SALで送料 900円) 
新書(800円 二冊 → SALで送料 1620円) 
新書(800円 八冊 → SALで送料 4480円) 
単行本(1000 二冊 → SALで送料 1600円) 
単行本(3500 二冊 → SALで送料 4200円) 

海外支援センター
http://www.kaigaionline.com/book/
新書(800円 一冊 → EMSで送料 1720円) 
新書(800円 一冊 → ビジネスメールで送料 660円) 
新書(800円 二冊 → ビジネスメールで送料 1120円) 
新書(800円 八冊 → ビジネスメールで送料 5280円) 
単行本(1000 二冊 → ビジネスメールで送料 1560円) 
単行本(3500 二冊 → ビジネスメールで送料 4560円) 

まとめ

新書、文庫本などであれば、SALで頼めるClub Jpaan、BK1など。重そうな単行本を買うのであれば、ねっと本屋のほうが若干安いが、あまりかわりない。
緊急で本が必要なんてことはあまりないのだが、急ぎで重めの単行本を一冊だけ入手するならば、ねっと本屋のEMS。ただし一冊で1680円。単行本でも軽そうな本だったらほかのEMSを扱う会社でよい。急ぎで0.5gまでの新書、文庫本1冊だけならば、海外書店*1の航空便。ただし、一冊だけ新書で送料が1000円である。急ぎで複数(4冊以上)の単行本が欲しいならば、アマゾン。紀伊国屋はDHLで高めなのにくわえて、この10月からさらに送料を上げるのだとか。ブックサービスクロネコヤマト)はUPSなんで高すぎ論外、近々淘汰されるでしょう。

*1:5年ぐらいまえは”ほりべ屋さん”っていってたと思う