合宿

空手の合宿から帰還。昇級試験を受けて青帯になった。合宿にはガンセンターで院生をしているナイジェリア人のMDモハメッド君と一緒にいった。ドイツに来てまだ半年の皮膚ガンの専門家である。モハメッド君は空手暦10年だが、医局にいた4年間、忙しすぎて稽古ができず一級から四級に落ちたそうである。そんなことがあるのだな。ただでさえドイツ人ばかりの白人合宿に黒人のナイジェリア人と黄色人の日本人のコンビなわけで妙に人の目を引いた。テント生活で天気がよく日差しが強かったので、日よけクリームなぞを塗っているときに、モハメッドも塗るか、と手渡そうとしたら、いるわけないじゃん、とモハメッド君はにっと歯をむいて笑った。そうだよなー、と思わず爆笑。