フォンタナの詩


無珍先生が週末遊びすぎてドイツ語の詩の暗唱を終えることができず、昨晩ものすごい泣き始めた。明日のみんなの前での発表はもう失敗だ、人生が終わった、という。私も困り果てて、担任に長い手紙を書いた。それを読んで息子は朝早起きして全部覚えたらしい。「手紙はいらない」といって学校にいった。手紙には「遊びすぎているが本人の真剣さは認めてください、叱らないように願います」という内容だった。担任に出さなかった手紙は結局、息子への手紙になったようである。うまくいったかな。まあでも、フマジメな私からみると真面目すぎて心配になる。若者ってどんなグレていても芯は真面目なものだが、なにしろ切ない。
そして、家に帰ってきた人は浮かぬ顔をしていた。やはり失敗か??と思いきや「先生が風邪で休みで一日延びた」とのことである。そんなわけで今日も引き続きフォンタナの詩の暗唱を続行。