排除的論理構成による「なにものか」を記述する試み

豚めし」売り切れで激怒、店員に暴行、なんだそうだ。2-3日前に「牛丼が売り切れで吉野家で暴行」という記事もあった。こんな話とはまた別に、肉が食えなくなるかもしれない、という報道もあった。豚からもなんたらウィルスが見つかった、という内容だった。鶏インフルエンザや、BSEの話を考えれば、我々は肉を食うことができなくなりつつある、と四面楚歌の状況である。ヤケクソぎみに笑ってしまう。ああ、環境は毒だらけなのだ!

そして毒だらけの環境から必死になって自らを隔離し、毒からインシュレートされた微環境を構築しようとしている姿。あまりにも哀れだ。毒のない環境なんて、果たして存在するのだろうか?単に測定精度が上がっただけの話なのだ。世の中の測定精度が高くなればなるほど、我々は生きているのが難しくなるだろう。たぶん今の時代の「生きる」はそんな風にして難しくなってしまうような「生きる」なのだ。