口笛はなぜ

ドイツ人の女の子から聞いた笑い話
http://d.hatena.ne.jp/aureliano/20080828/1219913596

ドイツ人の国民的教養としてのアルプスの少女ハイジ
http://d.hatena.ne.jp/Britty/20080829#p3

ドイツ語版アルプスの少女ハイジは、始まりのうたとおわりの歌がドイツ語のまったくべつの曲に差し替えられている。ドイツのアニメだと思われてきた背景にはこの差し替えがあると思われる。というか日本のアニメだって私がいっても信じてもらえなかったことがなんどもある。「ソース示せ」である。一方、スペインでは日本語のまま「口笛はなぜ〜♪」と流れていたのだそうで、よっぱらってアルプスの少女ネタになるとおもむろに日本語で「クチブッエワナッゼー トオクマッデキコエッルノアノクモワナッゼー」歌いだす人がいる。しばし一緒になってビール片手にがなった末にあらためて、この歌詞の意味はなんなんだ、ときかれて説明するのに四苦八苦である。でも説明すると、そんな意味だったんだあ、と大変感動される。逆に私の場合、ドイツに来てからずいぶんたったころに「アイネクライネナハトムジーク」がドイツ語のeine kleineNachtmusikであることにある日気がついたとき、たいしたはなしではないのに目からウロコが落ちたようにすごく感動した。音だけ長いこと知っていて、ある日意味がわかって感動するという経験はどこか根源的である。