ジャヤワルダネ (J.R. Jayawardane)

スリランカ人に、1951年のサンフランシスコ平和会議におけるスリランカ代表・ジャヤワルダネ蔵相の演説の話を教えてもらったのだが、知らなかったんで少々恥をかいた。というのも、当時各国代表を前にして日本を擁護したのがスリランカだったのである。

大師のメッセージ、「憎しみは憎しみによっては止まず、ただ愛によってのみ止む」はアジアの数え切れないほどの人々の生涯(生活)を高尚にしました。仏陀、大師、仏教の元祖のメッセージこそが、人道の波を南アジア、ビルマラオスカンボジア、シャム、インドネシアそれからセイロンに伝え、そして又北方へはヒマラヤを通ってチベットへ、支那へそして最後には日本へ伝えました。これが我々を数百年もの間、共通の文化と伝統でお互いに結びつけたのであります。この共通文化は未だに在続しています。それを私は先週、この会議に出席する途中日本を訪問した際に見付けました。又日本の指導者達から、大臣の方々からも、市井の人々からも、寺院の僧侶からも、日本の普通の人々は今も尚、平和の大師の影の影響のもとにあり、それに従って行こうと願っているのを見いだしました。我々は日本人に機会を与えて上げねばなりません。
サンフランシスコ平和会議でのJRジャヤワルデネ代表演説 (演説の和訳)

スケールの大きな実によい演説だな、と思った。日本からスリランカに供与されるODAの話とその特別待遇の話をしていてこの話題になった。そんなわけでメモ代わりに記録しておく。

サンフランシスコ講和会議とジャヤワルダナ
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