井の中の蛙

ちょっとおどろくなあ。ハテナを使っている人って、ブロガー全体の1.6パーセント。なのに私がよく読んだりするサイトはハテナのサイトが圧倒的に多い。書いている人の考え方とか表現のしかたが自分にとってわかりやすい人が多いのである。というわけで、井の中の蛙である。
はてなに最初に登録したのは、その機能に、おお、便利じゃねえか、と思ったのがその理由。どこが便利そうだったかというと、脚注とか引用が簡単にできるということ。私的にはこうした簡単なことに少々シビれたのだった。いまやどこのブログサービスでもこのぐらいできるんだろうけれど。
きわめて主観的な印象になるが、見回してはてなに研究関連の人が多い、ないしは研究者みたいな文章を好んで書く人が多いのはこうしたツールで先駆けていたということにあるのではないか。単純な確率から言えば私の巡回先のサイトの1.6パーセントがハテナ、ということになるはずである。そうではなくて50パーセントぐらいがハテナなのは、まさに環境型の操作の結果ということになる。喫茶店の常連人種が店によって分化するのと似ている。そういえば、こんな”はてな選民”スクリーニング過程に関する文章もあったなあ。私は、laddertothemoonさんがいうような、複雑なサービスを駆使する喜びとプライドがスクリーニングをしている、というよりも「脚注」とか「引用」といったツールに、およよ、と琴線はじかれる人かどうかというスクリーニングがあるのではないかと思う。