日本にいる間に見たDVD、ビデオ短評。

さらば、わが愛 (覇王別姫 1993)

さらば、わが愛?覇王別姫 [DVD]

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噂にたがわず傑作。観ていない人には強力にオススメ。「存在の耐えられない軽さ」と表裏一体のように私は思った。しかしこの不朽の名作に対してこの邦題、どうにかならんものか。”覇王別姫”でいいではないか。

あの子を探して(一個都不能少 1999)

ボロボロの校舎、13歳の代用教員、足りないチョーク、といった”二十四の瞳”な冒頭の展開に、いつの時代の話なのかなあ、などと思っていたら、都市部が画面に登場して車のデザインを見てやっと今の話なのだ、と気がついた。話のあらすじはアマゾンを参考にしてもらえばいいのだが、私が気になったのは、主人公の女の子のネゴシエーションテクニック。この女の子は最初から最後まで、村長、レンガ焼工場、テレビ局などなどでひたすら交渉しまくるのだが、これが強いのなんのって、映画を見ているだけの私でさえたじたじ。

少林サッカー(少林足球 2001)

少林サッカー デラックス版 [DVD]

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それぞれ特技をもつ登場人物が集結し、一団となって敵と戦う水滸伝的なあらすじ。王道ですな。街の人々が少林寺拳法を日常的に使用するようになるエンディングに少々感激。饅頭売りの女の子が、つるっぱげになって代理のキーパーとして登場するのだが、その姿を見た瞬間に「おお、マルコメ!」と思わず口にしてしまった。