わが研究所もツナミ被害支援・黙祷などなどでインド洋大津波のことが依然話題になっている。帰独して最初の昼飯でツナミに関していろいろ矢継ぎ早の質問。地震に関してもいろいろ。私にとっては常識的な地震津波の知識を説明するとなにかと感心される。例えば、本棚置く時には、壁にボルト打ち込んで固定するのがいちばんだけど、簡単には下に雑誌とか新聞を挟んで壁に少々立てかけるようにする、とか説明すると大した話ではないのだがやたらと感心されたりする*1。これは「マイノリティ(移民と少数民族)の持つ多文化性が、良好な国際関係の構築に有用である」的な、「マイノリティがいると便利」って話だよなあ、なんて思った。
ついでにいえば、ここでも何度か登場しているスリランカ人、家族は山の方の人なので、今回の津波の被害には会わなかったそうだ。とはいえ知人等のサバイバル物語、亡くなった話をいろいろ聴いた。ナポリの人に、地中海では津波ないの?と聞いてみたら、19世紀末にシチリア津波の被害があったそうだ。だとしたらイタリア語の津波という言葉、ありそうなものだが。リトアニア人が、リトアニア国内にはM9レベルの地震に耐える建築がひとつだけあるんだよ、というので、なにかなあ、原発?と聞いたらニヤニヤしながら答えて曰く、「日本大使館」。笑ってしまった。

*1:ちなみにこの本棚の話は神戸の地震があった後に関西でも感心されたんで、関東に限る話なのかな。これは、関西におけるマイノリティの活用か。