抱負

今年の抱負、というのは私の場合仕事の抱負になる。内容はおもろくないディテールなので書かないけれど、過程はわかってもらえるかもしれない。私の抱負は正月の日本の本屋で生まれる。というよりも自覚する。本屋にステップインしたときにはまだ抱負は存在しない。理工系の本の間をさまよっているうちに、自分がどの情報を必要としているのかだんだんと具体的になってくる。これは実にインターアクティブな過程で、内側と外側が出会う時間。あー、この情報だ、と思い始めて、遂にその系統の本をがばちょ、と買い込む。よい本屋とは私の場合、この過程がスムーズな空間のことである。その後の一年の方向性がこれでだいたい見えてきて、それが私の抱負、とでもいうようなものになる。実にいきあたりばったり。うーむ。