アロハシャツに対する不明を恥じる。

日曜日に友人の家でThe Aloha Shirtという本を眺めていた(私が見たのはドイツ語版だった)。図版がとてもきれいな本である。見ているうちに、日本の刺青図鑑をみているような気分にもなる。この本をみていてアロハの発祥・発展には日本の着物産業が大きく関わっていることを知った。あの柄はもともと和服と中国の服のハデハデ模様が発祥だったのだ。いやー、ハワイってやっぱり日本に近いのだなあ。アロハ好きとかいいながらも知らなかったことだったので、少々恥ずかしい。先日リンクした「友禅染のアロハ」なんてのも、まさに王道なのだった。

ウェブ上でもアロハの歴史について解説したページは結構あるようで、知らなかったショックから家に帰って検索したらアロハの歴史を解説したページはすぐにみつかった。黎明期あたりの歴史を読んでいると、もしや日本移民史におけるアロハシャツは米国ブラックにおけるブルースミュージックなのではないか、なんてことまで思い始めるのだった。