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昨日の大問題(勝手にもりあがっていただけなんだけど)は、また別の「ゆらぎ」問題。コメント欄にあるように、既知の現象なんだそうで、グーグル・ダンスといわれるそうだ。

Google Dance(グーグルダンス)とは、検索するたびに上位表示されたり、キャッシュ(Googleのインデックス)が消えたり、また順位が違った結果になる不思議な、そして腹立たしい現象のことです。

おそらくアルゴリズム非線形な項が入っているというだけのことで、恣意的フィルタリングはmiserable failureの例からもわかるように、アリエナイと信じたいが(笑)、一般的な現象ということは判明したので、ご報告まで。

リンク、という投票システムに投票者の相対的重要さと、保持している選挙権の数(リンクの数)というファクターをかけただけで非線形になるものだろうか。たぶん相互リンク、という行為が非線形になるんだろうなあ、と想像する。

普通選挙、という現行の政治システムが非線形だったりしたら、凄いことになるよなあ、と妄想をふくらませつつ、グーグルの問題はこれで終わりにしておく。

[追記]

グーグルはアルゴリズムがヘタレだった、ということで終わりにしてしまったが、id:masayama8さんに諭されたので一言付け加えると、グーグル一元化はよくない、という点はあいかわらず残る。グーグルの人間が政治的意図をもってフィルタリングをする可能性は常に否定できない。たとえば特定のサイトを検索にかからないように抹殺してしまうこと。抹殺までいかなくても、見つかりにくくするだけでもいいだろう。グーグル外部の人間がそうしたことを行う技術的可能性もなきにしもあらず。なにしろPageRankを人為的に操作すればよいわけだから。例えば、特定の言葉の連なりをPageRankの低下ファクターに自動的に換算するようにすればいい。注意するにこしたことはない。