部外者に不親切

ケータイ電話が普及して街からどんどん公衆電話が消えて困ったのは日本にやってきた外国人や日本に住んでいない私のような人間であった。電話をかけようにもケータイがないのでうろうろと公衆電話を探すことになって、これが実に腹がたつ。以前であれば犬も歩けば棒にあたるの要領でどこにでも公衆電話は鎮座・羅列していたものだが、今や見つけるのも困難。この困難は、ローカルなSIMを借りたり、プリペイドの携帯を買えばよいし、あるいは高い金を払って住んでいる国のケータイを使えばいいので、生きるか死ぬかという問題ではないのだが、日本ではプリペイドの携帯さえ絶滅しつつあるので*1、まー、なんつーか不便なのである。たぶんこの不便さは日本地元の人間にはわからんのだろーな、と思う。このような事態をなんていえばいいのかな。技術の発達でローカルには便利になるけれど、部外者が排除される、というような事態。うまい言葉が思いつかない。

*1:イタリアやスペインなんて、契約よりも圧倒的にプリペイド携帯だという