日本の天文学、大丈夫なんでしょうか

うちの街で今天文物理かなにかの学会がひらかれていて、それぞれダブリンとスタンフォードにいるイタリア人の二人の友達が目下滞在中。飲みにでかけた。かたや観測、かたや理論の人である。そこできいた話なのだが、日本の研究者の発表が「日本には4つの望遠鏡がありますが、2つは故障中、2つは反射鏡が劣化してまともなデータがとれません。でも予算もつきそうにありません。世界のみなさん、助けてください」というスライドではじまったそうである。で、あたらしいデータとれてません、というこのとになるのだが、予算がつかないってお先まっくらだなあ。今までの有形無形のインフラをそのまま腐らせるってわけだからなんとも文化果つる話である。そういえば最近日本の気象衛星ひまわりも寿命なのだが、後継機の予算がない、ってな話もみかけた

気象庁が6〜8年後に打ち上げを予定している気象衛星「ひまわり」後継機2基の調達の見通しが立たず、30年以上も日本の空を宇宙から見守ってきた気象衛星が消えてしまうかもしれない事態に直面している。
 現行2基の予算の7割を分担した国土交通省航空局が計画から外れることになったため、管理運用を含め1基400億円とされる予算の確保が気象庁だけでは難しいためだ。

気象衛星が消滅の危機、「ひまわり」後継機に予算集まらず

イタリア人たちは、国ごとじゃなくて世界の科学者が連帯して共同機構という形で整備するのが本当はいいのだろうけど、といっていた。でも修理にかかる金なんで日本はださないんだろう。「戦略的研究資金」に集中投下していしまっているからかな。
関係ないが、バチカンアリゾナに観測所を持っていて、そこで勤務している天文学者バチカンの神父さんたちなのだそうである。アリゾナバチカンの神父という組み合わせがなんとも意外。「雲がでないように神に祈ってから観測」とかなんとか冗談いってたけど、知り合いの天文学者にイタリア人が多いのはやはり歴史なのだろうな。