コメントロジー
ちなみにもしワタクシが政治家でスターリニストだったら上記のニコニコメソッドをさっそく採用するだろうなあ。小泉が発明したみたいなタウンミーティングを設定して、大画面にうつしだし、リアルタイムで匿名とされる人々のコメントを流す。で、都合の悪い人の発言があるたびに、あらかじめ雇っておいたコメント職人に「出っ歯なおせよ」「ヅラか」とか発言の内容とは関係ないコメントを打ってもらう。徹底的にこれやったら、まあ、なんつうか結果はみえてますな。まさに排除。コメントとか、故ナンシー関みたいな天才にやらせたらすごいだろうなあ。似たようなことは今のテレビでもテロップというタギングによってさんざんやっているが、問題は不特定多数という点と炎上にみられるような作動の自動化という点だ。でもこうした問題を孕んでいても技術的な流れは抑えようがない。新聞やラジオが圧倒的なプロパガンダと大衆誘導の道具であった時代を考えれば、結局リテラシーを養うということでしか対抗できない。でも日本の教育予算ってこれだもんなあ。コメント職人を雇うまでもなくニコニコ大会議こそまさに今の日本が目指しているニコニコ社会なのである*1。
*1:そういえばルーマニアでは報道の半分は明るいニュースに、という法律が議会で通ったらしい。ニコニコ度において日本が学ぶべき制度、なのだろうか。