Tokyo

急用で24時間だけ東京。終わらない仕事が入った手提げ一つで朝の成田の出口を出たとたんにジメジメとした梅雨の空気、むむ、お肌に優しい、などと内心思いつつも慣れぬ体から汗が吹き出てきた。用事が終わった後、着るものがないので通りすがりに浴衣を買って銭湯、着替えてのちに手打ちうどん屋で天ざるうどん、金目鯛の刺身、八海山、続けて焼き鳥屋。
目下メキシコ人の彼氏と付き合っていて、将来国連職員になりたいという姉の話をしている赤の他人ながら臨席の学生らしき色の白いきれいな女の子の話を聞くともなく聞きながらまたまた八海山。メキシコといえばメキシコで食うタコスって生トマトやコリアンダーがこれでもかってぐらい入っていてマジでうまいよなあ、などと思い出す。後半の話ではどうもその姉はメキシコ人に夢中になりすぎて勉強がすすまず実は就職がおぼつかないらしい。まあ、そのほうが国連職員なんて極道仕事ではなく普通の人生で幸せかもしれないよなあ、などと声をださずにコメント。盗み聞きしてもうしわけないのだが、大きな声でもあったので仕方がなかった。翌朝の便で帰着。時差ぼけがまったくでないというのがとんぼ返りのいいところかもしれない。飛行機の中であいかわらず仕事おわらず、嗚呼。明日は3人と面談して夕方にはロンドンに行かなくてはならない。