フーツラ復権

フォントのことはほとんど知らないんだけど、コメント欄から再掲、追記。

2008-05-15 コメント欄
http://d.hatena.ne.jp/kmiura/20080515#c1211525941

  • o-tsuka 2008/05/23 15:59
    • さいきん大澤真幸の新書を読んでたんですが、「グローバリゼーションではなくユニバーサリゼイションが必要」とか書いてまして、その点はなるほどと思いますた。
  • kmiura 2008/05/23 20:13
    • どの新書でしょうか(universalization=世界大学化計画!わはは)。上でかいたのはまさに80年代な本で、資本主義がどうのこうの、というタイトルです。最近はめったに見かけないような中沢新一ばりにクロスオーバーなエッセイでした。バブル文化の一部なんだろうな。
  • hizzz 2008/05/24 00:23
    • アートで“univers”といえば、グリットデザイン方式を基調とした整然としたモダニズムのスイス・システムなんすが。。。
  • o-tsuka 2008/05/25 11:25
    • 『逆接の民主主義−格闘する思想』というなにか懐かしい感じのするタイトルでした。角川書店のONEテーマ21という新書です。
  • kmiura 2008/05/25 21:48
    • 自分の語感はあまり信じてないけど、私も”ユニバーサル”はなんか2次元のストレッチでのっぺりした静的感じだなあ。だからUniversalismとかいわれるとあまりよい印象ではない。
  • hizzz 2008/05/26 03:17

この続き、ということで、bunzoさんからメールがありました。

些末な話ですが、コメント欄にでてきたフォント「Futura」についてのトリビアです。

フォント「Futura」(フーツラ)がナチスを連想させ世界で嫌われてるとい噂は日本で一時期よく聞かれました。この噂の信憑性が疑わしいという、フーツラの復権が最近になって脚光を浴びてます。以下に関連サイトをご紹介します。

▼「Futura(フーツラ)とナチス - FM STUDIO Scribbles」
http://fmstudio.jpn.org/blog/050601.html
このとあるデザイナーのブログが疑問を呈し、発端となりました。

▼「小林章のドイツ日記 : ドイツで Futura は昔も今も人気」
http://doitunikki.exblog.jp/2323575
このデザイナーが連絡をとったのが、ドイツ在住でライノタイプのタイプディレクターをつとめる日本人の小林章氏。ドイツをはじめ世界ではそんな印象をフーツラに持っていないことを教えてくれます。

ちなみに、小林氏は日本人なのにタイポグラフィの本場でフォントメーカーのディレクターをこなすというのは、並々ならない才能と努力と、尊敬します。

▼「ここにも Futura
http://kokofutura.exblog.jp/
同じく小林氏のよる、この話題に特化したブログ(笑)。

▼参考:(噂の出典にたいする資料)
「tonan's blog: Futura(フーツラ)はユダヤ企業に嫌われている?―その後」
http://tonan.seesaa.net/article/81938574.html

たしかにこの透明感のあるフォント”フーツラ”ドイツでもよくみかける。フォントによって”フランスっぽい”とか”ドイツっぽい””イタリアっぽい”ってあるなあ。旅先で異国情緒を感じたりするのも店などの看板のフォントが違っているという部分がけっこうあると思う。