インコミュ

2004年ぐらいまで、アメリカ人の研究者って学会発表でブッシュネタのギャグをよくかましていたよね、という話をしていた。どうしてもエクスキューズないしは他者になることが必要だったんだろうな。そうこうしているうちにグローバリゼーションの話。
グローバリゼーションってのは南北問題を世界レベルでシャッフルすることだし、と私がいったらインド人の目がきらっと光って、人差し指をばたばた振り回しながら、それ、それなんだよ、実はだからグローバリゼーションにはなんか反対できないんだ、といった。でもさ、グローバリゼーションの肯定っていうのは社会保障のポテンシャルを前提にしてのみ肯定できるわけで、それを切り捨てるのはアフリカを切り捨てるのを一緒だ、といったらモントリオールのカナダ人が、うんうんうんうん、と深くうなずく。
そんなこんなで、グローバリズムインターナショナリズム、いやなんかちがうぞ、造語するとすればインターコミュニズムか、なんてことを考えながら家路についたのだが、インターコミュニズムといえば言葉から連想するにあの雑誌、インコミュではないか。家の鍵を開けながら苦笑した。

1992年に生物学関連の特集があったので買って、おもしろかったんで高けえな、と思いながらしばらく購読していた。実家に置いておいたら捨てられていたんでショックだったのを思い出した。でも今読んだらニューアカオーラであちゃ、とか思ったりするんだろうな。最近、大澤真幸のこのころの本を眺めたのだけどちょっといたいたしかった。なおインコミュは2008年夏、最終号だそうです