[Iraq][Iran] 泥沼への意志

ホワイトハウスはどうやらイランにも手を広げようとしているらしい。例のネオコンドミノ理論”によれば中東リセットということなのだからまさに"stay on the course"である。なお、手を広げる根拠は「イラクでうまくいかないのは、イランがゲリラを後方支援しているから」という理屈。これが間違っている、ということはコール先生が実に明快に解説している。要点は駐留米軍への攻撃はスンニ派地域で起こっていて、シーア派ではない、という点。内戦状態のイラクで事実上米軍はシーア派の支援をしてしまっている、ということになるのだから、イランが悪いというのはこじつけにすぎない。