勅語だからダメなんでしょ。

戦前の教育勅語 → 現行の教育基本法という流れに関して注目している。教育基本法を改定しようという立場の政治家は、教育勅語がまずかったのは、それが勅語であり天皇を中心とした教育のありかたを示した内容だったからまずかったんで、天皇の代わりに国家をすえればよい、となんともあさはかな考え方をしている。頭をすげ替えりゃいいんでしょ、という発想である(引用1の項を参照してほしい)。教育勅語の理念自体にたいしては「あれはよかった」。この認識があまりに間違ったものであることを書いてみようかと思っていたら、昨日8日付の名古屋市公聴会における高橋哲哉さんによる意見陳述のトランスクリプトが出たのでひとまずリンクする。要点を抑え、歴史的な経緯にも言及したすばらしい意見陳述だと思う。(この項続く。)