4月30日から5月1日への変わり目は、暦で特別な意味があるらしく、地元の若者はみな山の頂上にあるナチスが建造した偽ローマ式の野外オペラまで徒歩で登って(車ではいけない)、一万人近くでのめや歌えやの大騒ぎをする。フジロック的レイブ状態のミニバージョンになるのだが、自然発生的にあつまるので鳴り物はほぼ太鼓だけ。若者とはいえない私も朝まで騒いでいた。朝にはヘトヘトになって、一緒にいったノルマンディーフランス人にどっかで水探してきてよ、と頼んだら、しばらくしたのちに戻ってきて、落ちてた、といいながらペットボトルを渡してくれた。うー、みずだ、と思いながら煽ったら、ウォッカだった。