"Radio should sound like this!"King Britt

マンハイムといえば化学企業BASFの城下町なわけだが、そのBASFの後援で、アメリカ版ジャイルス・ピーターソンか??との評価まであるKing BrittがDJ。見逃すことはできない、とトルコ系フランス人、その友人のアルザスフランス人及びトルコ人と夜中の12時にはせ参じたわけだが、オドロイタ。客がほとんどいない・・・。主催者側も拍子抜けだったようで、というのも呼び出された地元の新聞社が写真取材していたのに被写体がなくて非常に困っている様子だったからである。その女性カメラマンは困ったー、こんなに人がいないんじゃ絵にならない、とくさりつつ、数少ない被写体の我々は、さんざんさまざまなポーズをとらされたわけで、なんか、ヤラセでした。明日朝の新聞に載せる、っていっていたけどどうなったのかな。マンハイムでなんで人が集まんないか、というと、こんなジャズっぽいクラブミュージックを聴く文化的背景が当地にないからなからだ、というのは明白なのだが、主催者は場所の選定を間違えた、ということなのだろう。あるいは、ちゃんと周辺地域の街に宣伝しないとダメだと思う。宣伝さえあれば、LTJブッケムの時と同じように、周辺200キロからはせ参じてくる人間がたくさんいただろうに。
King Brittのアクト自体は最高。私はコンポストから出ている"Philladelphia experiment"しか聞いていないのだが、欧州のクラブジャズとは違った骨太なミックスが私は好きで、演奏もそのままだった。カサンドラ・ウィルソンのミックスがすごくよかったー。曲の幅も広くて、ヒップポップからニュージャズまで。優等生の大学生みたいな格好(下のリンクのインタビューの写真と同じ服だった)でステージに仁王立ち、次々と皿回し、(全部CDだった)の様は王様の名に恥じない。でもなんつっても、客がいないのが不憫で不憫で。やたらと余っていたポスター、しっかりもらって帰宅。

オフィシャルサイト
http://www.kingbritt.net/

2月、Yellowでのスナップ
http://www.higher-frequency.com/j_party_report/february05/18yellow/index.htm

King Britt Interview
http://www.clubberia.com/interview/2004/2004_0218king/index.php