というわけでへんに忙しい感じの時には飯が気になる。

1、イタリア食品屋で買ってきた大羽いわしで、スペイン風の焼きイワシ。内臓を手で取り出したあと、よく洗ってニンニク、平葉のパセリとオリーブオイルで短時間マリネ。大きなフライパンで両面を焼く。焼きあがったら同じフライパンでニンニクと平葉のパセリを炒めて魚に乗せる。レモンの汁をかけてできあがり。この方法だとあまり新鮮でないイワシでもかなりおいしく食べることができる。酒にとてもあう。グラッパを2/3開けてしまった。
2、やまかけのマグロにコリアンダーと葱、刻み海苔をたくさん入れて鉄火丼にした。実にうまい。ちなみに山芋は八百屋に行くと”ヤム”といって売っている。摩り下ろした後の粘度がとても高く、自然薯のような歯ごたえがある。マグロは冷凍で短冊ならぬ円形の断片になってアジア食品屋で手に入る。これまたそのまま食べたらどうしょうもないマグロの赤身なのだが、やまかけにすると、ウメー、ということになる。
海外で和食っぽいものを食べるための技術ってそれぞれがそれぞれの場所で開発しているのだろうけれど、そのレシピを集成したらおもしろいかもなあ、なんて思ったりする。