毎日映コン:表彰式、女優主演賞の深田恭子さんら喜びの声

バイク二人乗り青春アイドル映画といえば私にとってはガス・ヴァン・サントの"My own private Idaho"*1である。グランジの聖地にて展開されるストリートの青春、男娼、眠り病、階級差。リバー・フェニックスキアヌ・リーブスが主演と聞いたときに、ガス・ヴァン・サント、大丈夫かよ、と思ったのだが実際に観てみて、やるなあ、ガス・ヴァン・サント、という感想だった。暗いパステルののっぺりした幕間のスチルがとても印象的な映画だった。
というわけで日本版のバイク二人乗り青春アイドル映画、下妻物語である。id:eri-wのオススメで買って帰ってきたのだが、これまたとてもよかった。名作とは言いがたいが、青春映画の王道を踏みしめて(私は”アウトサイダー”に始まり、青春映画が好きで好きでしょうがない)アツイ友情が炸裂。なによりも私が気になったのは土屋アンナの存在感だった。不良高校生の雰囲気はそもそもの地らしいのだが、それにしてもあまりにはまっていた。DVDの役者コメント付のバージョンを眺めていたら、なんと、土屋アンナ、自分が出てくるところ以外は寝ている。大物。主演女優賞、私だったら土屋アンナに与える。

*1:"ガス・ヴァン・サント"のキーワードで知ったが、邦題は”マイ・プライベート・アイダホ”なのだとか。いけないなあ。いけないよ。省略の仕方がとても犯罪的。