もぬけのカラ?

上記のごとく気合万全だった米軍一日目が終わって。

"We expected a much fiercer reaction," said Major General Abdul Qader Mohammed Jassem, the head of Iraqi forces in Falluja and the province's newly appointed military governor.

He admitted some of the fighters may have already left. "There is movement in and out. It is a vast and difficult area. Some people even swim in and out," he said.
House by house, Falluja falls

アホですな。「にげちゃったみたい。」ゲリラってそーゆーものだ、、などとけなしたくなるが、米軍の前宣伝なにやら鬼軍曹まで登場する派手さにして、なおかつ前振りがかなり長かった。その実はゲリラ掃討、というよりもファルージャ再占領のみを目指したのだろう。事前のコワモテ宣伝作戦で被害を最小に、ということで、やたらと報道されたわけだ。あまり被害がなかった、ということでの相対的な世界の評価のポジティブ化も考慮にいれてのことだろう。ゲリラを無視したということは、ブッシュ再選に応じて、長期的な闘争に入ったということでもある。よく言われるベトナム化ではなく、イスラエル化する(あるいはそれを目指しているのか)ことがはっきりしてきたのではなか。「テロとの戦い」で21世紀の政治を構成しようという意志がちらほら。
知能作戦にみえなくもないが、現場では相変わらず米軍は救急車を狙撃し、医者が負傷している。目下のファルージャ、外科医払底、とのこと。
それにしてもあれだ。イスラエルに日本の自衛隊が駐留しているという事態、想像できるだろうか。アラブの目の敵、である。