型(カタ)

このところ頭をよぎっているのはカタのことらしい。空手のカタでもあるし、文章をしたためる際の型でもあり、批判の型(村上龍の沢木K批判)でもあり、ベッヒャー夫妻の被写体の型でもある。あるいは言語そのものにも型が存在するだろう。型なくしては存在し得ないヴィトゲンシュタインの沈黙もそうだ。先日のコメント欄では、id:sujakuキューバ音楽とガルシアマルケスも登場した。定型と典型、という二つのスタンダードを導入したらよいのかもしれない。