北イタリアワインコレクターのテュービンゲン出身の知人の家に呼ばれて夕飯。ワインの名前は忘れたが激ウマ赤だった。いつもながらのことであるが、今回は更に気合の入った極道ワインだった。10年前にトスカーナをフラフラしていて買いこんだワインなんだそうだが、このところアメリカと日本が目をつけたために現地でも一本70ユーロになってしまった、そうである。日本ではすげー値段だろうな、と想像。ワイン輸入業をしている義理の妹にこんどきいてみよう。10年前は数ユーロ相当だったという。料理のほうはアスパラガス→子牛のツナ・アンチョビソース→パスタジェノベーゼ→ラムのスペアリブ。普段は私のほうがナベだなんだと招いているので、是非ともお返しを、ということでこれまた気合の入った本人曰くピエモンテ風のメニュー、なのだそうだ。特に二品目の肉に魚のソースをかける、というアイデアはとてもよかった。

テュービンゲンは南ドイツ、ベンツの本社があるシュツットガルトの少し南の大学都市。人口の半分は学生で、あとの半分は大学関係者、というラフなエスティメーション。この大学都市の地方政治を聞くのはとてもおもしろい。なにしろとてもナイーブでダイレクトで、いいなあ、と思う。そのうちまたここにも書いてみようと思う。