オランダの財務省が「白い靴下は公務員にふさわしくない、と布告。公務員たるもの、ダーク・スーツを着て、黒い靴下を履かねばならないそうだ。フランスにしてもドイツにしても、服装の規定が巷で最近よく話題になる。フランスでは先月、学校では宗教にかかわる服装をしてはいけない、という法律が通った。モスレムの女学生が身に付けるスカーフをめぐる、10年越しの議論の結果であるが、スカーフをしてはいけないだけではなく、キリスト教徒にしても、でかい十字架を首にぶらさげて登校してはいけなくなった。ドイツでは、スカーフの議論と共に、女子高生があまりに扇情的な服装をするので、「制服を導入すべきだ」という議論が世論をにぎわせている。