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ロバート・フィスクの12月17日付「インディペンデント」記事が翻訳された。なお、フィスクは再びバクダットに舞い戻って現地取材中である。
ベトナム化ならぬボスニア化を想起させる「覆面狙撃兵」の登場が報告されている点に注目。覆面をする理由は、親米であることを理由に逆に暗殺されかねないからである。
(一部引用)
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しかしながら、この種の発表は、治安が低下し続けている事実を隠すことができなかった。例えばモスルでは、サダム支持のデモがおこなわれたとき、アメリカ軍指揮下の地元イラク人治安部隊で働いている警察官一人が殺され、ほかに負傷者も出た。南に下ってサダムの故郷ティクリートの街近くでは、道ばたの爆弾でアメリカ兵三人が負傷し、そのうちの二人は重傷を負った。公式には発表されなかった占領軍の治安関連文書によると、この24時間内にバグダッド周辺だけ
で、アメリカ軍への攻撃が30件発生した。最近の武力衝突が増えている状況下で不安にさせられる新しい現象として、バグダッドの北にある検問所にアメリカ軍のために働いているのに帽子をかぶって覆面をした狙撃手が出現したことである。彼らのうち5人はサマッラの外、チグリス川に架かる橋の上で通行車両を検問しているが、明らかに顔を隠さなければ身元が判明することを恐れてのことである。彼らは民兵の制服を着ており、新しくアメリカ軍がテコ入れする「イラク市民防衛軍」のメンバーだと名乗っているが、彼らは階級章も所属部隊のマークも着けていない。同じ帽子姿の男たちは、現在、バグダッドの市街地にも姿を見せている。