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イラク情勢
10日
ラムズフェルドが日韓メディア記者会見で自衛隊のイラク派遣について「いつでもどこでもあらゆる(敵の)攻撃を防ぐことは不可能だ。危険な仕事だと思う」と述べた。ついでに「日本は過去数年間、国際的な安全保障分野での軍事的活動を次第に拡大させてきた」と評価。
日本政府は12月中旬に向け調整していた自衛隊先遣隊の12月中サマワ派遣を先送りるする再検討に入る。年内派遣はないかもしれない*1。
バクダット北東部サドルシティの自治評議会のモハナド・カービ議長が、米兵と口論、射殺される。米兵の指示に従わなかったため*2。カービ議長は英語が達者だった、とのこと。米軍と貧しい地区の間の関係改善に尽力していた。
バクダットの中心部でイラク警官が走行していた救急車を検問したところ、1000ポンドの爆薬を発見。運転手は逃走。ビルを丸ごと爆破できる量のプラスチック爆弾。
11日
サンチェス駐留米軍司令官がアルカイダ関連とみられる20人の身柄拘束と発表。9月にブレーマーが19人拘束と発表した被疑者と同じかどうかは不明。また、イエメン、スーダン、シリア、エジプトなどから数百人が国境をこえてイラクに流入している、とコメント。
バスラで道路にしかけられた爆弾が爆発、車にのっていた市民4人が死亡。
バクダット中心部高等裁判所近くで爆発、市民5人が負傷。
米軍がワジリヤ近くで囚人を護送中爆発、イラク警官二人と囚人二人が負傷。
サドルシティで200名のシーア派モスレムが、カービ議長射殺に抗議してデモ。米兵の命令で解散させられる。