弄ばれるナショナリズム―日中が見ている幻影 (朝日新書 27)

弄ばれるナショナリズム―日中が見ている幻影 (朝日新書 27)

ざらっと読んだだけなのだが、日本の嫌中、中国の反日を並行して分析していてなかなかよい本。二つの国にいるフラクショナルながら声だけはでかい人々の煽りについて。上のアマゾンレビューに” あまりに素朴な「日中友好論」”なる投稿がある。本に書かれている内容をどうもちゃんと読んでいないらしいのだが、こうした人間自身が分析の対象になっている。で、感想が「聞き飽きた」、だもんなあ。
[追記]
読み通してから感想を少々長めに書こうと思っている。2004年に書いた
"中国における「反日教育」について。"
http://d.hatena.ne.jp/kmiura/20040812#p1
の補足になるような内容も盛りだくさん。