卒業式

二年ほどまえに夏休みの研究指導をしたハーバードの医学部の学生から、卒業しました!というメールが来た。優秀な女の子だったので(当時書いていたレビューの英語の添削とか、ものすごい効率でやってくれた)、学部生と知りながらもなんとなく大学院生のように思っていた。それが”学部卒業”というと妙に違和感が先に立ったのだが、添付された写真の黒いマントに角帽、卒業証書を手にした姿を眺めていると、ああ、卒業なんだなあ、と感慨が湧き上がり、そういえばうちの大学の卒業式もこんな感じだったなあ、などなどと思いつつ、この一回り以上はなれた女の子のことをなんとなく歳の離れた妹か娘みたいに思っている私はその卒業にああ、本当によかったな、と心のそこからうれしくなる。
http://d.hatena.ne.jp/kmiura/20050830#p1

夏の間は香港の親戚を10年ぶりだかで尋ねて、秋からそのままハーバードの院生になるのだそうだ。これから院生か、大変だな、と思って、アンドリュー・ムレイのエッセイのPDFを返信に添付して送った。
http://d.hatena.ne.jp/kmiura/20051019#p1