ヘリコバクター

専門の精密検査機関にだしたバイオプシーの組織片から、ヘリコバクターピロリが検出された、わっはっは、とスナイパー氏が満足げに笑いながら電話してきた。原因がはっきりすると心底うれしいというタイプの人らしい。私はといえば、えー、たんなる暴飲暴食じゃないのか、と少々残念。土曜日には内視鏡検査をしたときの潰瘍部位の写真もおくられてきた。10セント玉大の潰瘍。今日の夜から一週間、"フランス式二重抗生物質法"なる定石戦略でヘリコバクター・ピロリを除菌することになる。処方薬剤はパッケージになったZacpac。大人になってからの感染はきわめて稀、とのことなので、30年以上共生してきたバクテリア株とのお別れ。