バイオベンチャー

ライブドアが出資したエフェクター細胞研究所の現状について。

 ECIは、おそらく日本で初めての国立大学発のバイオベンチャーだが、上場は後発のバイオベンチャーに先を越されてしまった。市場からはなかなかECI の技術インパクトを理解してもらえないのがネックだ。日本でのバイオベンチャーブームが去った後での上場だったので、市場がその反省期にあるのかも知れない。だが、事業の内容を見ると、うちの会社はどこよりも良い技術力と事業性を持った会社であるという考えにいまだ変わりはない。
(中略)
ノーベル賞でも見られるように画期的な発見には必ず、それを裏で支える画期的な技術が存在している。線路の「枕木」に例えてもいい。枕木を敷いて線路を造る技術があって、始めて列車を走らせることができる。それがなければ新幹線を走らすこともできない。
我々の目指す「創薬」は、まさにそうしたテクノロジーを背景に進められている。技術開発には時間もかかったが、「画期的な技術」を基盤とした創薬のプロセスは間違っていない。

言っていることはもっともなんだけど、実際のフェノタイプの解析がなんか陳腐なんだよなあ。短期で経営ベースに乗せるんだったら別の手段をとるべきだし、テクノロジーの長期開発を売りにするんだったら伝統的な手段にImageJの付属マクロを足したような装置ではなもっと効率的な解析方法を考案するべきである。