エンジニアと話すのはオモロイ。

ロボット工学の人と話していた。マイクロソフトに就職してデータベー構築のこととかやってたんだけど、性にあわなくてさ、やっぱり機械いじって本当にうごかしているのが楽しいんだよねえ、ソフトの世界はやめちゃいました、とのことで、それで研究所にやってきたらしい。職人気質でいい人だ。
ロボット工学では制御システムを記述するのにどーやっているんでしょう、と聞いてみた。自由度n(すなわちモーターn個)対してn次元のマトリックスを作成して、それがシステムの記述に相当するのだそうである。だとしたら、細胞の場合、運動のコンポーネントがロボットより圧倒的に多くはあるけれど、たんぱく質の数だけ次元のあるマトリックスを作ったらそれが細胞の制御システム、ってなことになるのだろうか、などとしばし夢想。でも生成と消失がさかんに起こっているので、マトリックスは常に変化していく必要がある。簡単な教科書を紹介してもらうことにした。