旧帝国大学の復活

 特に大学は、①世界的研究・教育拠点、②高度専門職業人養成、③幅広い職業人養成、④総合的教養教育、⑤特定の専門分野(芸術や体育等)の教育研究、⑥ 地域の生涯学習機会の拠点、⑦社会貢献(地域貢献・産学官連携等)等の機能を併有するが、各大学ごとに保有する機能や比重の置き方は異なる。その比重の置き方が大学の個性となり、各大学は緩やかに機能別に分化していく。(太字は引用者による強調)
中教審 高等教育の将来像示す「緩やかな機能分化」支援へ

現状からこの将来像を想像するに、復活した帝国大学では学部教育が今よりもさらにおろそかになるのではないか。逆に教育にシフトした地方大学で、まともな教育がなされるようになるのではないかと思える。教官が研究に人生を見出すのではなく、教育を目標とするようになるから。