世間志向の軍隊

憂慮の一文。以下抜粋。

何しろこの国には、今の21世紀のご時世にも「別に明確に命令されたわけじゃないけど、場の雰囲気で逆らえないから」というサービス残業というものが平然とあるんだから、戦時中はもっとそんなもんばかりだったことは想像に難くない。
・・・(中略)
今の自衛隊は戦前の軍隊とは違うが、最終的責任主体が天皇から安保体制に変わっただけで、雲の上というか外部にあり、結局明確な責任になりえない構造は変わらん気がする。
・・・
本来まっとうな「国民軍」であれば、同盟軍といえど、捕虜虐待など明らかに国際法に反する不正行為なら意見してやる主体を持つのがスジである。が、日本人の気質は、下手すっと、頼まれもしないのに勝手にアメリカ様という身内世間に遠慮して、身内世間の外にある国際法とかのもっと大きな普遍的正義を平気を見落とす可能性がなくもない。
そう、責任主体などなく目の前にいる相手に合わせるしかないというのが日本的世間の思考なのだが、日本人は外に出ても外国に対してもこれをやりそうな気がする。
電氣アジール日録 id:gaikichi:20040805

私もそんな気がする。