香港の出生率0・925

香港やシンガポールなどかつてNIES(新興工業国・地域)と呼ばれた国々でも出生率が急低下して、昨年度はそろって日本を下回ったというのだ。シンガ
ポール1・25、台湾1・24、韓国1・17。香港にいたっては0・925と1を割り込んでいる。驚くべきことは、4カ国の出生率は1990年にはすでに2を切っていたということである。
中略
もっと不思議なのは、NIES諸国に公的年金がないからといって老人たちが飢え死にしたという話を聞かないことである。年金制度はあった方がいいに決まっている。だが公的年金がなかった時代の日本だって老人たちは飢え死にしたわけではない。苦しいながらも家族とか地域が協力しあってなんとか生きていたのである。
萬晩報 伴武澄
http://www.yorozubp.com/0407/040726.htm

26日付日経の記事、とのこと。伴さんの結論(はまだないがらしきもの)は、出生率と年金は関係ない、というようなことだが、出生率の低下が年金財政に影響する、という関係はあまりに明らかだとおもうのだが。とはいえ、年金そのものに疑念を挟む、というのが今後続くらしい。少々注目。