ノルマンディー名産、眠り蟹をついに食した。かにみそがとても多い蟹で、私がそちらに夢中になっているうちに、手足はほとんど同席していた仲間達が食べてしまった。おまえらかにみそは食わんのか、と聞いたら、なんでそんな不気味なものを食べるのだ、と口々にいう。かにみその悦楽を知らんのだな、不幸な奴らだ、とブツブツいいながら私は引き続きかにみそ。