イラク人の80パーセントが「占領統治局を信用していない」

ワシントンポスト記事"80% in Iraq Distrust Occupation Authority "
かくなる状況で占領米軍の言う「反逆者」とは即ちイラク人一般を指す。この調査は統治局自身による調査。3月下旬から4月上旬に行われた。ファルージャも拷問もその後である。このときの調査で、サドル師に対する支持も調査されている。バクダットでは45パーセント、バスラでは67パーセントの支持。これはちょっとオドロキなのだが、そのようなことなのだ。

そのサドル師は目下「話し合おうというのになんで撃つのだ」と米軍に抗議を繰り返している。それでも、占領統治局にしろ米政権にしろCNNにしろ、「サドルはパブリック・エネミー」と糾弾する。パブリックとはおそらくアメリカ市民のことであって、その他大勢はパブリックではないらしい。

Some senior Pentagon officials have a different view of the situation. "The truth is, the majority of the Iraqi people want democracy in Iraq to succeed and are positive about what the future holds, thanks in large part to the efforts of our servicemen and women," the chairman of the Joint Chiefs of Staff, Air Force Gen. Richard B. Myers, said at a Senate hearing yesterday.

声なき声が聞こえる、ってやつですな。

[追記]
ついに米軍はナジャフの聖なる墓地に侵攻してしまった。これでシーア派の信は完全に消え去った。