ノルマンディ出身フランス人、院生の時にパリで行きつけていたバーで買ってきたボルドーが9本余っているというので、うちで夜遅くからトルコ系フランス人、ドイツ人の4人で飲み。豆腐とエノキダケのお吸い物に感動していた。カツオだしなのだが、魚で育っているだけあってすぐにこれ、魚のスープだね、とわかっていた。飛び魚粉末で味を強力にしたキムチもうまいうまい、と喜んでいる。他にもいろいろ作った。いやー、味のわかる人間に飯を作るのは実に幸せである。ワインの後にテキーラグラッパで3時まで。ぐてんぐてん。

フランス人がそれぞれ、物理と工学なので話は自然とそっちの方面。片方が「ハエのオスとメスを画像認識で区別する」というなんともご苦労なプロジェクトをやっているのだが、そのためには、何がいちばんいいフィルタリングかということで、私は一階微分画像のパターンマッチング派。画像エントロピー閾値法なんてのもあるのだー、と昨晩知った。この分野,進展がとても速いようです。

今朝は日本の某大企業の一番えらい人が視察に来ていて、またもや私が日本人だということでスケジュールに入れられていて会ったのだが、いかにもな二日酔いで心証悪くしたかもしれん。うーむ。

日本人のグループと、ヨーロッパ人のグループの間に入っていると、二つのグループのタイミングの取り方とか間合いが違うので、最初はなんとかマネージしているものの、そのうちに私はとても混乱し始めてしまう。どちらかで押し通す、というのができなくなってしまうのだ。右手と右足を同時に前にだすような、とてもちぐはぐな脳内混乱を起こしてしまったりするので、慌てた気持ちになる。傍から見たらどんどん自爆しはじめるヘンな人、なんだろうなあ。