理研がおもしろいことをしている。マウスの遺伝子6万個分を網羅して、水溶性の紙に染み込ませた辞書を作ったそうだ。製薬会社から生DNA購入すれば金がかかるし、かといってウェブに掲載されている情報でスクラッチから合成するのも面倒だし、ということで、水に溶かしてPCRでそれぞれ増やしてくださいという方法。研究の民主化という意味があるかもしれない。10冊しか印刷されていないんじゃグーテンベルクの聖書よりも数少ないけれど。
New Scientist
Riken /新しい遺伝子頒布形態の開発とDNAブックの試作