韓国のMBSテレビが最近イラクゲリラに対してインタビューを行った。「韓国兵を攻撃するか」との質問に
アメリカの子分できているんだからあたりまえではないか。殺す。」
と答えている。

http://www.janjan.jp/world/0310/0310207543/1.php

日本人も同様だ。彼らからみれば、日本自衛隊は「復興のため」ではなくブッシュの子分、侵略者としてやってくることに他ならない。なおかつ、宣伝効果が期待される日本人は格好の標的になるだろう。

http://www.nikkansports.com/ns/general/f-so-tp0-031028-0022.html

米国ブッシュ政権の意向を受けた(受けた、のか相手の気持ちを言葉なくして慮る奥ゆかしき日本の伝統なのだか)日本政府は軍事国家に向けての布石を次々と打ち出している。自衛隊の死亡給付金がつい先日9000万円に引き上げられた。

http://www.kamiura.com/new.html

これはイラクに派遣する自衛隊員のうち少なからぬ人数が戦死することを予測しているからだろう。もっともだ。イラクスンニ派がゲリラ戦に腰を据え始めたのである。

死亡給付金の大幅な増額は、「それでも金をだすからいってこい」というメッセージに他ならない。では日本政府はなんのために、自衛隊員を犬死させようとしているのか。自衛隊員が戦死すれば、美しく怒りと悲しみに満ちたニュースになる。その自衛隊員の人生、残された家族のことがワイドショーのようにテレビで報道される。かくして日本共同体には「戦時」への雰囲気が醸成され、憲法改正、対外自衛隊派遣法(すなわち侵略の合法化)、有事体制法の強化が行われることになる。これにつらなる政治事件が先日の中曽根の突然の引退だ。引退は中曽根が希望したのではなく、むりやりの引退、すなわち失脚である。中曽根は「テロである」と断末魔の叫びを上げた。中曽根は憲法改正、再軍事化、「不沈空母」のタカ派であることは周知だが、それでも中曽根では米国にとっては穏健な人間である。タカ派ではあっても敗戦を経験した人間は米国にとっては都合が悪い。その「大義」のためには障害でしかないのだ。目下シリアへの侵略戦争を画策している米国はその軍事帝国強化のために平成カミカゼ特攻隊を必要としており、その任を日本に担わせようとしている。帝国の拡張には世界の同情が必要であり、911に続く悲劇第二幕が必要なのだ。この陰惨なるハリウッド映画もどきの演出に嬉々諾々と出演希望するグッドボーイ小泉は字義どおりの売国奴である。