近況
- 北アイルランド出身のポスドクと場末飲み屋街の路上でビールを飲んでいたら、喧嘩があってあっというまに10人ほど警察が飛んできた。「ピストルだけかあ。アイルランドだったら防弾チョッキにサブマシンガンだぜ」といっていた。
- ポーランドから来客。やたらと細かい質問を箇条書きにメモしてきていて、困った困った。たたずまいがアンジェイ・ワイダの映画にでてくるタイプの雰囲気なので、そちらばかりが気になった。
- 交換短期留学で来ている日本人の女子学生がアジア飯に飢えているというので某レストランにつれていく。阪神大震災の時にすんでいた4畳半間だけで構成されるボロアパートがつぶれなかったのは奇跡ではなく単に柱の密度が大きいからであるという話をしていたら、「そのころ小学二年生だった」というので、絶句しかけたが、それとなくごまかした。よく考えたらかつて日本で教えた学生よりもすでに遥かに下の世代である。
- バーゼルの友人来訪。ベルリンの92歳の祖母の様子を見に行った帰りについでに立ち寄っただけ、というのだが、ダボスで来年彼が開く学会の企画の相談だった。酔わされていろいろアイデアを搾り取られた。それいい、といくつか採用することに勝手にしていたが、しらふの今思い出すとその内容実にオソロシイことである。
- ロンドンのタコ坊主、絶好調でこの二週間毎日40通近いメールのやりとり。
- 青帯になってクラスが代わり、組手が多くなった。足腰を鍛えなおさないといけないこと、痛感。打ち込みの速度はでるのだが、脚力が低下しているので膝をつきそうになる。
- ウクレレはこのところ"From Hawaii to You"。メロディが実に美しい。
- 来週一週間はフィンランドで出張講義なのだが、助手をつけてくれるというので、先に紹介してもらったらなんと4月にヨークシャーで朝まで一緒に飲んだ人だった。彼はクラブで携帯をなくしてしまい、結局夜明けまで騒動だったのだ。うーむ。先が思いやられる。
raのmp3への変換
ffmpegを使って、リアルオーディオ.raを.mp3に変換してみた。サンプリング周波数、ビットレートをあらかじめアウトプットファイルなしのコマンドで調べる。
ffmpeg -i ***.ra
私のファイルの場合、44100Hz、32kbit/sであることが出力から判明。サンプリング周波数はデフォルトと同じなので設定する必要はなく、ビットレートだけ設定。
ffmpeg -i ***.ra -ab 32k -acodec mp3 ***.mp3
これで、29.4Mbのraファイルは、28.6Mbのmp3に。ところが音質がきいていられぬほど悪い。別のコマンドを試す。
ffmpeg -i ***.ra -qscale 1 -acodec mp3 ***.mp3
出力の質を自動設定するqscaleを最高の1にすることで、ビットレートは可変になる(最低の31まで設定できる)。変換中の出力を眺めていたら、ビットレートをちょうど二倍にしている。音質はほぼオリジナルと遜色なし。しかしながら、mp3ファイルのサイズはほぼ二倍の57.2Mbになった。疑問。なぜちょうど二倍なのだ。ステレオ音源の扱い方が違うのかな。
コーデックの音質の比較などはこちらに記事がある。
→ オーディオファイル対決 RealAudio, SoundVQ, MP3, MPEG2 AAC(後編) 各オーディオファイル形式の圧縮速度・圧縮率・音質を徹底比較する