週末はノルマンディー出身フランス人と大吟醸「鈴蘭」。魚食って育っているだけあって、酒盗も喜んで食べていた。いままで酒盗を喜んだのは他にオランダ人。飯のあとは、ボルドーの赤。2002年。置いたらこれはうまくなる、というようなワインで、今度1箱購入するかどうか相談するも、ずぼらな者同士、管理できないよなあ、ということで、向こうの実家のワインセラーに預けようか、ということになる。ノルマンディーの海岸沿いにある実家なのだが、ナチスが掘った塹壕が未だに残っており、今や地元の人々がワインセラーとして活用しているのだそうだ。

ビンテージものの楽器屋をやっているアメリカ人の友達から電話があって、eBayでうちの近くに住んでいる人のギターを競り落としたんで、ピックアップしてきてくれ、という。現金送ったらそのままとんずら、という雰囲気の人だというので、わざわざ私に頼みたい、とのこと。で、日曜にふらふらその人の家を訪れたのだが、家に入ると壁全面にモデルガン(であることを願いたい)の自動小銃が何十丁もかかっていて、その間にエロ雑誌のページらしき、ヌードのピンアップがべたべた貼られていた。なんかやばいなあ、という感じ。窓際には天体望遠鏡があって、水平になっていた。川沿いの住宅なんで、対岸の家を覗いているんだろうなあ、なんて想像。こんな人もいるんですねえ。

 香港の出生率0・925

香港やシンガポールなどかつてNIES(新興工業国・地域)と呼ばれた国々でも出生率が急低下して、昨年度はそろって日本を下回ったというのだ。シンガ
ポール1・25、台湾1・24、韓国1・17。香港にいたっては0・925と1を割り込んでいる。驚くべきことは、4カ国の出生率は1990年にはすでに2を切っていたということである。
中略
もっと不思議なのは、NIES諸国に公的年金がないからといって老人たちが飢え死にしたという話を聞かないことである。年金制度はあった方がいいに決まっている。だが公的年金がなかった時代の日本だって老人たちは飢え死にしたわけではない。苦しいながらも家族とか地域が協力しあってなんとか生きていたのである。
萬晩報 伴武澄
http://www.yorozubp.com/0407/040726.htm

26日付日経の記事、とのこと。伴さんの結論(はまだないがらしきもの)は、出生率と年金は関係ない、というようなことだが、出生率の低下が年金財政に影響する、という関係はあまりに明らかだとおもうのだが。とはいえ、年金そのものに疑念を挟む、というのが今後続くらしい。少々注目。